最近、車両用半導体の需給に支障が生じ、起亜自の業績にも打撃があるのではないかと懸念されています。
しかし、起亜の新車「K8」と電気自動車「EV6」が好調な売れ行きを見せており、下半期に発売されるスポーティッチモデルに対する期待もあることから、需要は堅調に維持されると見込まれています。 起亜自の2月の世界販売台数は前年同期比7%、国内販売台数は31%増加しました。
起亜自概要=起亜自は1944年12月11日に設立され、有価証券市場には1973年に上場しました。 主要事業部門は完成車、部分品の製造、販売です。 最近、「起亜自動車」から「自動車」から「起亜」に社名を変更しました。
起亜自は2020年に韓国市場で55万2千台を販売しましたが、これは前年比6.2%増の数値です。 これはK5、ソレント、カーニバルなど新車効果によるものと思われます。
韓国市場以外にもアメリカ、中国、インド、ヨーロッパ市場などに販売を続けており、2020年にはコロナ19拡散の影響によって全般的に海外販売台数が減少したことが把握されます。
中国市場での成長は足踏みしていますが、アメリカとインド市場で徐々に需要を回復すると見込まれています。
また、起亜自は未来市場で競争力を確保するため、電気自動車、モビリティ、自律走行などの技術強化にも力を注いでいます。
起亜自動車の実績と展望起亜自動車は2018年から3年間、当期純利益ベースで黒字を記録しています。
2020年基準で売上高59兆1680億ウォン、営業利益2兆664億ウォン、当期純利益1兆5027億ウォンを記録しました。 当期純利益は前年比17.7%減少し、変動の主な原因は、「2019年通常賃金に関する引当金還入による基底影響、為替レート変動による外貨損失、中国の収益性悪化による持分法損益の鈍化」とあります。
2021年の業績は売上高68兆、営業利益4.6兆、当期純利益3.8兆で、2022年の業績は売上高72兆、営業利益5.1兆、当期純利益4.3兆と見込まれています。
今年1-3月期の業績は2020年4-6月期の業績に及ばないと予想されていますが、4-6月期の業績は改善すると期待しています。
起亜自動車の株価·展望値は、21年4月1日13:15(取引中)基準の起亜自動車の株価は、83,800ウォンになります。
2020年4月から現在の(2021年4月初旬)までのチャートです。 2021年2月にピークに達し、今はピークに比べて17.8%ほど落ち込んでいる状態です。
外国人、機関·起亜自動車の株式保有率は2021年3月31日基準で33%に
21年1月4日、起亜自株式の保有率である37%に比べ、4%ほど下落しました。
2021年3月31日基準で52週間最高値は102,000ウォン、最安値は24,900ウォンです。 起亜自の主要株主は「現代自動車以外の5人」で、起亜自株式の保有持分が35.62%、その他の国民年金公団が持分8.76%を保有しています。
2020年のPERは22.59であり、2021年の予想値はPER8.75、PBR1.00です。
2019年と2020年の起亜自動車の株価収益率は、総合株価指数（コスピ）を下回っていましたが、2021年に入り、総合株価指数（コスピ）を僅差で上回っています。
投資意見コンセンサスを見ると、2021年3月31日基準の平均目標株価は112,750ウォンです。 直近の日付である3月31日育成と韓国投資家BUY意見を出し、韓国投資家125,000ウォンという最も高い価格を提示しました。
起亜自の配当金現時点（2021年4月1日）で最後に決議された起亜自の配当金は1,000ウォンで、時価配当率は1.6%です。
2013年から2020年まで配当は着実に実施されており、2~3%程度の収益率を記録する 「最近は収益率が1%台に少し落ちました。
2021年の配当収益率は1.43%と予想されています。
起亜車が2001年1月に31年ぶりに「起亜自動車」から「起亜」に社名を変更したとお話しましたが、
これは起亜の唯一の事業部門だった自動車を超えて、電気自動車、モビリティソリューション、モビリティサービス、目的基盤車両（PBV）などモビリティ全般に事業領域を拡大していくものと解釈できます。
起亜は2025年までにグローバル電気車市場で6.6%のシェアを確保し、2026年までに年間50万台の電気車を販売するという目標を掲げています。
このように社名変更後に事業構造の変化が加速化するとみられ、起亜の事業構造変化に対する期待も高まっていると思われます。
起亜自動車証券会社レポート
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